佐藤勝利を自担とすると決めたとき
はじめまして。
いつか書きたいと思っていた。いずれ書くだろうと思っていた。そんなはてなブログ。
このアカウントの暦は浅い。
去年のナゴヤドーム参戦後に作った。
参戦後に作るという嘘のようなタイミングの悪さである。
裕翔担及びJUMP担として始めた当アカウントだが、皆さん、お気づきだろうか。
最近のツイートが佐藤勝利に満ち満ちているということを。
知ってるよ、ってな。
ツイート多いんだよ。少しは静かにしろ、ってな。
ツイート数を減らすためにもはてなブログが必要だし、裕翔担として始めたこのアカウントで佐藤勝利について呟き続けるには、やはり説明しておきたいところ。
なぜ佐藤勝利に落ちたのか、ということを。
何度も言うようだがわたしはJUMP担である。
最初に彼らを知ったのは2008年、日本テレビ土9枠で放送された伝説のドラマ、「スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜」。
そのとき中島裕翔に恋をし(この頃は彼と結婚できると思ってた。ごめん)、人生初のジャニーズ沼に落ちることになる。
その後割とすぐに他の趣味に落ち長い長い担降り期間が始まるが、それは今は置いといて。
このドラマには、現Sexy Zoneの中島健人・菊池風磨が出演。
正直中島裕翔ばかり目で追っていたが、
「中島健人って人すごく格好良いし、裕翔くんと名前が二文字しか変わらない!すごい!」
という、なんとも私らしい理由で中島健人に興味を持ったのだった。
世はツイッター時代。
ツイッターを一度開けば、芸能人の最新情報、地震発生場所、今日は休校なのか否か、などがすぐに把握できる。
そんな時代と、Sexyな女たちのプレゼン能力とが相乗効果を発揮し、オタ垢を作るずっと前から「Sexy Zoneは面白い、天才だ」ということは耳にしていたのだ。
でも、あくまでわたしはお茶の間のファン。
某チャンネルを見たり、つけたテレビに彼らが出ていたらそのまま見る。それぐらい。
興味はあるし好きだけど、所詮その程度だったし、正直「ふまけん」しか見てなかった。
だがしかし、2018年に入り事件は起きる。
「Hey!Say!JUMP通算22枚目のシングル、マエヲムケの発売日とSexy Zone5枚目のアルバム、XYZ=repaintingの発売日が被る」
はい。
だからどうしたと。
ちょうどフラゲ日は用事があり取りに行けなかったため、14日にCDショップへ。
マエヲムケ三形態を無事受け取り、店を出ようとしたところ、目が合ったのだ。
中島健人と(合ってない)。
訂正すると、あまりに麗しいビジュアルに見惚れたのだ。
自然とセクゾコーナーへと向かい、アルバムへと伸びる手…
いやダメだ!とその日はCDショップをあとにするが、別の日にアルバムを購入することになる。
まずは通常盤を開封。
そのとき、妙な胸騒ぎがしたのだ。
これを開いたら、何かが終わり、何かが始まると。
そんな予感は的中する。
「この徹底された世界観とそれにぴったりとハマった歌声はなんだ」
と。
ヤバイ…落ちるかも…
沼落ちの予感に震えながら初回Bを手にする。
いま思えばこれは沼落ちを加速させただけの行動だった。
某チャンネルを彷彿とさせる進行とテレビ的に天才と言わざるをえないバラエティのセンス。
こんなに、新規で楽しめることがあるのかと。
知識なんかほとんどない私が、涙が出るほど笑えるバラエティと、鳥肌が立つほど感動する楽曲。
気付いたときには、『ペイジー』が完了し、会員証が届いていたのであった。
さて、ここまでだとJUMP担及び裕翔担がセクゾ担及び健人担?になった経緯である。
(長くてごめんね。ここから本題ね)
最初は誰推し?と聞かれても「健人くんかな」なんて答えていた。
まだ担当とは呼べなかったけれど、多分ダブル中島担としてやっていくんだろうなと。
そう思っていた。思っていたのだ。
新規故に全てが新しく、色々な曲を聴きながらどんどんSexy Zoneへと染まっているとき、あることに気づく。
わたし、佐藤勝利のソロばかり聴いている。
好きだよ、Why?、Kiss You Good-Bye、少クラでのロスマイ、サマパラでのスワンソング…etc
もしかして、わたし勝利担?
でも認めたくなかった。
自担を勝利くんとするのが畏れ多かった。
Sexy Zoneのセンターで、ソロコンやら映画やら大活躍。顔面人間国宝だなんて呼ばれて、一般の人からも「めちゃくちゃ顔整ってるよな」と言われている、彼。
そもそもアイドルとして優等生すぎるのとその二次元的顔面に、わたしは彼が生きていると信じられなかったのだ。自担以前の問題だ。
このように言い訳を用意している時点で手遅れなのだが、わたしは必死に抗った。
断じて私は、勝利担ではないと。
謎の意地である。
無駄な抵抗である。
また、Sexy Zoneを知るにあたり某チャンネルの再視聴は外せないだろう。
ここで完全に勝利沼に落ちるが、特にきっかけとなった回は二つだ。
「勝利のための焼き鳥パーティー」と「サファリパーク」である。
焼き鳥パーティーは人気回だし、序盤からかなり笑わせられていたのだが、事件は店に入ってから起こる(事件起こりすぎ)。
だってそこには、下唇を突き出して食べ物を選ぼうとする、赤ちゃんがいたのだ。
せーのっせーでせーのっせーでせーのっせーで?に煽られて照れ、挙句後ろを向いたその赤ちゃん。
2チームともシンクロに失敗し、マリウスに「全部食べてよ?」と責められ、「そんな怒る…?」と拗ねる赤ちゃん。
あれ?なんか、人間ぽい。
生きてるのかも。
サファリパーク回では、聡くんのボケが炸裂する中、突然の雄叫び。
「NSXで来てる!?ええ!」
そこかよ!なんていう全オタクのツッコミは健人くんが代弁してくれた。
どちらかというと落ち着いていて、穏やかなイメージの彼が大興奮している姿に大興奮した。
素直すぎる反応に愛情とも母性とも
いえない、こみ上げる気持ちがあった。
わたしはこの感情を知っていた。
そう、裕翔くんを自担としたと同じ、あの感情。
ヤバイ。
勝利くん生きてる…と。
もう認めざるを得なかった。
わたし、勝利担だ。
認めてからは楽になった。
母親にSexy Zoneにハマったことを報告。
娘がジャニーズを好きでいることに良い印象を抱いていない母も「あのね、セクゾ好きなのはなんか良いよ」と言われた。よくわからなかったが、ありがとうと言った。
友人たちに、Sexy Zoneにハマり、自分は勝利担だと告白。反応は決まって、「勝利くん!?意外」。
そうだよね。わたしも意外。
わたしは勝利くんのことを、AIに「正統派アイドルをつくって」と頼んだら出来るような、そんな存在だと思っていた。
しかし、彼の魅力はなにもそこだけじゃない。
もちろん彼はアイドルとして素晴らしいと思う。完璧に限りなく近いと思う。人に夢や希望、楽しみを与える点でも、歌って踊る点でも。新参者のわたしが語っていいことじゃないけれど。
でも、少なくともわたしが勝利くんを担当しよう!と決めたきっかけになったのは、人形のようなビジュアルと漫画みたいな存在の、人間臭い部分を垣間見れたことなのだ。
今では赤ちゃん赤ちゃん言っているけれど、それも大きく括れば人間でしょ。
そういうことなんです。
こうしてわたしは、勝利担じゃない!と抗うことを、楽観的に諦めたのであった。
end